まくわうり
今年の夏は例年にない猛暑の連続でした。
各地で竜巻が起きるし、気候変動がとても激しい夏でした。
我が家の小さな屋上のプランターに
すくすく伸びた「かぼちゃ?きゅうり?」
いや、「まくわうり」の苗。
自家製の肥料から昨年食べた種から芽を
出したのです。
見事な真黄色の実が3個も収穫でき、まだ、1個がすくすく育っています。
メロンのような甘みには劣りますが、東京の空の下、小さなプランターから良く育ってくれたと、
いとおしく大切に、大切に育みました。
せっかくですから辞書を引いてみました。
「まくわうり」 美濃国本巣郡真桑村(現、岐阜県真正町)に出来たのが有名であったことからこの名前がついたとのこと。そうなのか、そんな古い時代に存在していたのか。と、新たな愛着が沸きました。
植物も営々と種の保存をしているのだなと、改めて生命のすばらしさに感激。
食べ物を粗末にしてはいけないと、改めて感じさせられました。
現在の各種メロンは品種改良が進み糖度も高く、果肉も柔らかくなりました。
しかし、この素朴な味の「まくわうり」が私は大好きです。
浅川 洋子